ふみきりのぼうけん

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M5stack系の種類を整理する

M5Stackとは

M5Stackとは、下のサイトに詳しく書いてありますが、SDカードスロット、ボタン、USBコネクタ、電源、WiFiBluetoothが内蔵されており、LCDもついていて単体で表示ができ、Arduinoとほぼ同じ環境で開発ができる(らしい)という代物で、これがあればだいたい何でもできそうじゃね?って感じのマイコンです。

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存在自体はもっと前から知っていて、買おう買おうと思っていたのですが、いかんせんこの一年は気絶していたら過ぎてたくらい一瞬で溶けてしまい、プライベートになにか作る時間をとることができなかったのです。
しかし、おおよそいろいろなことが落ち着きを取り戻し始めたのでこのすきを見計らってM5Stackを買って何かしら作ろうと考えました。

ただ、M5Stackは拡張ボードの種類も豊富、そしてM5Stack自体の種類も豊富で何を買えばいいか非常に困りました。そこで、とりあえずざっとネットで調べたM5Stackの種類と特徴をまとめてみました。(値段はスイッチサイエンスで2019年1月23日の価格。)

M5stack Basic ¥4490

一番基本的なやつ。BasicといってもジャンパワイヤやUSB type-Cケーブルといった開発に必要なツールは一通り入っている。
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M5Stack Gray(9軸IMU搭載)¥5260

M5Stack Basicに、加速度、ジャイロ、磁気を計測可能な9軸センサ、MPU9250を搭載したモデル。
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M5Stack Faces(9軸IMU搭載、各種カバー付き)¥11534

M5Stack Grayにキーボード、テンキー、ゲーム○ーイのボタンを備えたパネルが付属するモデル。カバーに多くのボタンがあるので、これだけで関数電卓とか簡単なゲーム機が作れそう。カバーを付け替えることでボタンの配置を変えられるため、雰囲気や使用方法が変えられる。ただし、そのぶんM5Stack Grayよりちょいとお高め。
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M5GO IoTスターターキット¥12295

M5GOはM5Stackよりもあとに発売されたモデルで、レゴ的な接続部分を持ち、M5Stackにあった横向きのピンソケットはGROVEコネクタに置き換えられており、内部にフルカラーLEDが内蔵。それだけでなく、温湿度・気圧、角度センサ、赤外線センサ等のモジュールがついており、M5Stackよりもつなげるだけで簡単に動かせる。M5StackはローカルのPC上での開発環境が基本となっているのに対して、M5GOははじめからM5cloudのような、WEBブラウザベースの環境で開発するように設計されている。詳しくはこのスイッチサイエンスのページを参照。
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M5Stack FIRE¥6210

M5Stackと書いてあるが、ほぼM5GO。PSRAMが追加され、9DoFのセンサが変更されている。M5GO IoTスターターキットに付属していたモジュール類は付属しない。
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M5BALA - ミニバランスカー¥7936

M5Stack FIREを使った倒立振子ロボットキット。内容はエンコーダ付きDCモータやモータドライバがセットされた拡張モジュール。注意するのは

このセットにM5Stack FIREは付属しない

ということ。この倒立振子ロボットを作るなら、M5Stack FIREとM5BALAの両方を買う必要がある。
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こんな感じでM5Stackのシリーズをまとめてみました。
お手軽にサクッと楽しみたいならM5GO系のほうが良さそうですが、M5GOを自分で買ってきたモジュールで拡張しようとすると別途GROVEコネクタを作らなくちゃいけないようですね。そうするとM5Stackのほうがジャンパワイヤのみでできるので簡単に拡張しやすいかも…?(GROVEコネクタをつくればいいだけなんですが)悩みどころです。

ほかにも見落としているもの等あったら教えてください。